【アニメ】「ガールズバンドクライ(ガルクラ)」の個人的感想メモ(1~9話)

サブカル
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©東映アニメーション

2024年春アニメ「ガールズバンドクライ」の個人的感想メモです。

本記事の内容は対象作品の放送状況や続編等の情報公開に併せて、随時更新していきます。

・本記事は個人的な感想の備忘録です。あくまで参考程度にご覧ください。
・本記事に掲載しているアニメ本編の画像はすべてアニメ公式サイトから引用しています。

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「ガールズバンドクライ」個人的概要

川崎を舞台としたガールズバンド系3DCGアニメーション作品。制作は東映アニメーション。

前情報時点では「中指立ててる勢いだけのアニメ」というひどい認識しかなかったが、脚本、演出、BGM、そしてアニメーションとどれも平均点高め。

ストーリーとしてはわりと王道だが、キャラクターの心情描写のエフェクトや3DCGアニメ特有のぬるぬる動くライブシーンなど、この作品ならではの見どころもたくさん詰まっており、視聴している2024年春アニメの中では個人的にトップクラスの面白さ

この記事では、主人公 井芹仁菜の心情を表すトゲの演出を「赤黒」と呼びます。

各話ごとの感想

各感想は時系列順に記載しています。

1話

  • 今話の中指立てカウント:5回(桃香:シングル1回、ダブル1回 仁菜:シングル2回、ダブル1回)
  • 2Dと3Dの人物画が同居しているカットってなかなか珍しいのでは
    他の3DCGアニメとかでもやってたかな、ちょっと他作品も注意深く見てみるか
  • 6番線見逃して丸の内改札を出てしまった挙句、横須賀線で新川崎まで運ばれててかりみしかない、開始2分で最終話まで視聴確定
  • 「ま、私は好きだけどね川崎」
    川崎民度ヤバめだし、桃香さんには合いそう
  • 仁菜ちゃん、吉○家でめっちゃいい笑顔で中指立ててて草
    というか日本だったら中指立てるのに地域性とかないよね...?家訓に「中指を立てるな」とかないの?
  • 「ぶっ殺す!」とまで言わしめた強面お兄さん、最後はノリノリでドラム叩いてて草
    めっちゃ良い人じゃん
  • やっぱ3Dアニメって良い、改めてそう思った

2話

  • 今話の中指立てカウント:1回(桃香:シングル1回)
    今話の小指立てカウント:4回(桃香:シングル2回 仁菜:シングル2回)
  • 「上下逆の『水のトラブル』」とか「よそってもらって『ども』ってやる桃香」とか、色んなところに妙にリアルな描写が紛れ込んでいて見ていて楽しい
  • 桃香さん、生のビール飲みまくってるし結構金はあるんだな
  • 「もう、そういうのはぶつかるしかないんだよ」
    「『困った』『しまった』『そうなのかー』その繰り返しで覚えるしかない」
    とても良い言葉だ
  • 2話にして結構重い話になってきたな
  • 「白菜ってさ、あんまり煮ると食感なくなってまずくなるよね」
    野菜の煮込み方の違いで「合う・合わない」の第一印象を付けているの、斬新で好き
  • 予備校や高校のシーンの描写で徹底して「仁菜だけ」を一人にしているの、一般的な一人ぼっちのシーンと比較してもさらにクるものがあるな
  • 「ライトもーぶっ壊してるしw」「めんどくせーw」
    全仁菜ちゃんの保護者の会の皆さんが救われた、すばるちゃん良いやつやんか
  • 「嘘じゃないよ、ひん曲がりまくって拗らせまくって、でもそれは自分に嘘をつけないからだろ」
    「弱いくせに、自分を曲げるのは絶対に嫌だからだろ」
    「それはさ、私が忘れていた、私が大好きでいつまでも抱きしめていたい、私の歌なんだ」

    さすがに泣いた

3話

  • 今話の小指立てカウント:1回(仁菜:ダブル1回)
  • タイマー、「00:7:52」→「00:7:53」に秒数が増えたのは作画ミスか?
    (「24:15」→「24:23」の8分くらいの時間経過でタイマー鳴ってたからさすがに減る方だよね?)
  • 「マジ?」「田舎モンだw」
    実際にこういう人はいません、他人に無関心なので
  • 今話の3D表現:「日曜の昼」
  • 赤黒を「新たな一歩踏み出す」効果線に変える演出、素晴らし過ぎる
  • 新川崎(仮)としての初ライブシーン、アニメーションも演出もかなりレベル高い
    バンドとかアイドルのライブシーン描写は、もうすべて3Dでぬるぬる動かした方がいいんじゃないかってくらいの完成度だな
  • すばるちゃんのニッコニコ顔好き

4話

  • 今話の小指立てカウント:2回(桃香:ダブル1回 仁菜:ダブル1回)
  • 「もしかして、男と付き合ったことないパターンか?笑」
    「桃香さんはあるんですか?怒」
    「...」
    完全に付き合ったことない間で草、というか桃香は女なら付き合ったことあるのか...?
    まあ見た目カッコいいし 女の子には モテそうだしな
  • 出会って2秒で正体バレてるし、桃香さんの魂まで小指立ててて草
  • スタンプとかいいね付けたりとか、メッセのやりとりがかなり細かいかつ遊び心満載でいいな
  • 「明日時間ない?」「ない!」...「うそ!!ある!!」
    秒で素直になる仁菜ちゃんかわいい
  • すばるの部屋着、さすがにあざとさが過ぎる
  • 今話の3D表現:「翌日」「後日...」
  • ...と思えばほんと2Dと3Dの役割をうまく使い分けているなと感心する
  • 「ずっと夢だった」で赤黒が出るの、1周目では自分の中での解釈が曖昧なので2周目に託す
  • 吹っ切れた感とすばるの笑顔、からのED、最高に良いラストだった
    ここまで作りこんでくれている作品なので、この問題も必ず最終話までに何かしらの形で解消してくれると信じてる

5話

  • 今話の小指立てカウント:9回(桃香:ダブル1回 仁菜:シングル2回、ダブル3回 すばる:ダブル1回 林さん:ダブル2回)
    過去最多の9回、林さんの登場によりめちゃくちゃ立てられてる
  • 今更ながら川崎の街並がかなり細かく再現されていて、Wikiにも書いてたけどかなり時間と手間をかけてロケハンしたことが伺える
  • 今話の3D表現:「翌日」「後日」
  • 赤黒をシーンの切り替えや効果線に使っていて、ほんと良いエフェクト
  • チケットを握りしめるシーンで2Dに切り替える演出、何回でも何十回でも言うけど2Dと3Dの使い分けでの匠が過ぎるな
  • 仁菜と桃香が互いの想いをぶつけ合うシーン、もう何回見たか分からない

     ずっと昔から好きでいてくれたファンの真っすぐな想いに、一瞬でも背いてしまったこと
     人にはさんざん「そのままの気持ちをぶつけろ」と言っておきながら、自分は過去の過ちを無理やり納得しようとして意固地になっていたこと


    この「ごめんね」にはほんと色んな感情が混ざっていると思う、あまりにも神シーン過ぎる
  • 「思っていることを叫ぶ...何も飾らず叫びたいことだけを叫ぶ...不満も怒りも悲しさも...!みっともなさも恥ずかしさも...!布団被って叫びたくなる過去も...!!思い出すだけで全身から汗が噴き出す後悔も!!!全部さらけ出して ———————————」
    いくぞおおぉぉーーーーーーーーーー!!!!!!!」

    めちゃくちゃ鳥肌立った
  • 3話のライブも相当だと思ったけど、今回はその遥か頭上を越えてきた

    パン、フォローパン、パンアップ/ダウン
    ドリー、ドリーイン/アウト
    トラックアップ/バック、クイックトラックアップ/バック
    フォーカスイン/アウト
    ズームイン/アウト
    その他、スローモーション、ハンディブレ、回り込み、光の演出全般

    合っているか分からないけど、リアルなライブ映像を思わせる手ブレと様々な撮影効果を巧みに使用していて、こんなヤバいくらいに熱い神ライブシーンがあっていいのか...
    今まで見てきた3DCGアニメーションのライブシーンの中で間違いなくトップ走ってた
  • 仁菜、めんどくさい性格だし正論モンスターだしかと思えばロジック破綻していてあまりにもやっかいなキャラクターだけど、それを補って余りあるパッションと反骨精神と誰にも負けない "真っすぐな何か" を持ち合わせた本当に素晴らしい「主人公」だと思う

◆ 5話ライブ「視界の隅 朽ちる音」

6話

  • 今話の小指立てカウント:1回(仁菜:ダブル1回)
  • 唐突なサウナ回に唐突な小指立て、神回続きで息つく暇もなくここまで駆け抜けて来たので小休止的な回で助かる
  • 短時間でサウナの温度20度も上がってて草、仁菜ちゃん人間火力発電所か何かなの?
  • 今話の3D表現:「数日後」
  • 全員揃ってやっとこのカラフルな鼓動のエフェクトが見られた、ここからが本当のガルクラ
  • それにしてもここ数話くらいダイダスを意識しすぎていて後々が怖いな
    何話まであるか分からないけど、9,10話あたりでの鬱展開は避けられなさそう

7話

  • 今話の小指立てカウント:2回(仁菜:シングル1回 智ちゃん:シングル1回)
  • 今話の3D表現:「後日」「数日後」
  • すばるのひょっこりはん、"萌え"でしかないんだよな
  • 「カタカナじゃないよ?ひらがなで『ちょこれいと』!」
    そうじゃないんだよなあ...
    からの『ドリームガール』の畳みかけは笑った
  • 仁菜姉、めっちゃ良い人やん...井芹家もまだまだ捨てたもんじゃないな
  • 「えーとぉ...あっ、友達が少ない人(^^)ノ」
    ニコニコしながらヤバいこと言ってて仁菜ちゃんほんと好き
  • 車内での会話に気を取られがちだけど、ルパさんちゃんと後続車に道譲ってて偉い
  • というか今更ながら車で矢向から中央道で諏訪までって地獄だな...5時間くらいかかるんじゃないの
  • 5人の自撮りシーン、わずか8秒間の中で5人それぞれの表情が "らしさ" を保ちながらコロコロ変わっていくのが細かく描かれていて、めちゃくちゃ好きだな
  • 頑張って桃香さんを背負おうとしてるすばるちゃん見てニッコニコでがんばれ☆がんばれ☆してるルパさん、ド畜生で草
  • 「そりゃ怖いよ?今でも眠れなくもなれば、食べられなくもなる」
    「本当に好きなものを仕事にするって、そう言うこと」
    「このまま学校の先生になって趣味で歌う、それが一番賢いやり方なんだろうなーって」

    「ただ、私にとってステージは言いたいことが言える場所、大好きな場所、だからいくら怖くても苦しくてもしょうがないって...多分、そう思ったんだろうね」


    忙しい日々の中で、いつしか夢を諦めてしまっていたすべての社会人に届いて欲しい
  • 諏訪湖の場所を聞くシーン、東京に来たばかりで道を聞くこともまともにできなかった仁菜の成長をわずか5秒、シーンの流れの中でさらっと描いていて痺れる
  • 「プレ花火=本番の成功を目指す」の演出、諏訪到着後のポスター描写と合わせて本当に細かいところの演出まで気が配られていて、見ていてほんと感心しかない
  • 3話、5話に続き7話のライブシーンも素晴らしかった

    ・キャラクラーに寄せたカメラワークで距離感もミディアム~バストショットがメイン、キャラクターの表情や演奏している手元へのクローズアップも多用
    ・メロディー~サビへの繋ぎの部分は、曲調的にも静かで見せ方が難しいところを回想シーンで上手く繋ぎ込み
    ・ステージ全体を見渡すドリーは少なめ、回り込みを行うときもそこまで距離感は変えずにスピードも穏やかだが、その分歌詞の切れ目に合わせてカットの切り替えもかなり多めでスピーディに、ライブ全体を通して力強さを表現

    ハンディぶれと回り込み、フォーカスの巧みな切り替えでライブ全体の臨場感、空気感」を最大限に表現していたのが5話であれば、
    7話のライブシーンではとにかく「世の中に対する疑問、怒り、叫びを通してのキャラクターの想いの強さ」を表現していた

    そして、ライブシーン中に赤黒のエフェクトを最初から最後まで使ったのは初、ラストの赤黒を振り払うような演出まで含めて完璧で、素晴らしいライブシーンだった
  • とうの昔に覚悟を決めていたメンバーたちの背中を見て、ついに退路を断った仁菜
    ここからが「トゲナシトゲアリ」としての本当の戦いか

◆ 7話ライブ「名もなき何もかも」

8話

  • 今話の小指立てカウント:4回(仁菜:シングル1回、ダブル1回 桃香さん:シングル1回 智ちゃん:シングル1回)
  • 桃香さんの高校生時代、良き
    そして全然関係ないけどこの大きさで「めざせ!!ぶどうかん!!」をこんなにきれいに描くの、ナスカの地上絵的な話で地味にめちゃくちゃ難しいのでは
  • 4人席で桃香さんどこ?って思ってたらめっちゃ遠くに座ってて草
    挟まれてるリーマンかわいそうw
  • 桃香さんとすばるちゃんのツーショット、かなり久しぶりでこれはこれで好き
  • いつもニコニコしているルパさんだからこそ、想像以上に抱えている闇は大きいのかもしれない
  • 放送室のシーン、ここだったのか
  • 「私はあなたの思い出じゃない!あなたの思い出に閉じ込めないでください!」
    「私で逃げるな…!」


    ...
    仁菜の歌声を初めて聞いた時、昔の自分と重ね合わせたと同時に「あの頃の自分と同じ思いをして欲しくない」という気持ちから、意図的に仁菜を「プロの音楽の世界」からも「ダイヤモンドダスト」からも遠ざけていた桃香

    一方でそれは、「どこまでも行けるように感じた、あの頃の自分たちの音楽」に自身や仁菜の気持ちもろとも閉じ込めることで

    「仲間に裏切られた」
    「いや、結局は自分が間違っていたんだ」
    「もう同じ思いはしたくない」
    「どうせ挑戦してもまた同じ結果になるだけだ」

    という奥底にある本音を隠し、世の中に対する無力感から自分を守るためでもあった

    しかし、ダイダスに宣戦布告をすることで "今度こそ"、"本当の意味で" 退路を断ち、人生をかけて自分の信じる音楽で戦うことを決めた仁菜のどこまでも真っすぐな気持ちに心を動かされ、ついに桃香自身も戦うことを決意する

    あの頃から変わっていない桃香に安心した古巣の仲間たちは、「自分たちの音楽の形は変わってしまったかもしれないが、あの日4人で約束した夢だけは今でも変わっていない」という想いを伝え、トゲナシトゲアリからの宣戦布告を受け入れる

    ...
    仁菜と桃香さんが互いの想いをぶつけ合うシーン、今まで幾度となく描かれてきたけど、ここまで時間をかけて丁寧に丁寧に描かれていて、本当に心の底から感動した
  • それぞれの形でついに覚悟を決めた仁菜と桃香、ヒナとの決着をどうつけるのかも含めて今後の展開から目が離せない

9話

  • 今話の小指立てカウント:0回
    まさかこ問題児たちが指を立てない日が来るとは...
  • 「いや、だって本当に死ぬかと思ったんだよ!?」「...いきなり熱風しか出なくなって」
    エアコンの話で草
  • 「○太郎電鉄もあるよ?100年やる?」
    さらっと地獄みたいなこと言ってて、マジでド畜生で好き
  • 「ルパ『正正正正正...』」
    「もったいない☆」カチャプシュッ
    「ナイスピーーー(地声)」
    「仁菜さん!(回し蹴り)...どうですか!?」
    ルパさん、天才肌だしマジでキャラが良すぎるな
  • 「...やる気なくなった?」
    「なんで?」

    何でもないシーンだけど、「井芹仁菜」を端的に表した会話で良い
  • 「智的には、私にだって言いたいことたくさんあると思うよ?」
    すばるちゃんいちいち動きがかわいくて好き
  • この炎天下でファザー牧場外に放置してたら発酵するぞ
  • 「ヘタクソーーーーーー!!!!!」
    「桃香、この曲今のままだとつまんないと思うんだけど」

    息つく暇もなくシリアスな話が続いた後の小休止的な回ではあったが、その中でも智ちゃんの過去を上手く拾ってチームの絆をより強固にするための足掛かりとして昇華させたとても良い回だった

「ガールズバンドクライ」個人的総括

全話視聴後、更新予定

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