定期的、かつ唐突にそれはやってくる、抑えきれない衝動...
「美味いうどんを、心ゆくまで堪能したい」
ということで今回は、2024/2/4~2/8の期間で2泊5日の香川ひとり旅をしてきた様子を備忘録的にまとめていく。(すでに半年近く経っているのは気にせず)
前回の沖縄編同様、今回も少しボリュームが多くなってしまったので、前編・中編・後編の3部構成でお届け。
ちなみに5日間のうち中3日を高松で過ごしたのだが、行った観光地と言えば屋島くらいで、それ以外は高松で一生うどん食って過ごしてた。
中編・後編の記事はこちらから。
1~2日目 人生初の寝台列車でいざうどん県へ
今回はいつもの旅と違い夜の東京駅からスタート、現時点で日本唯一の寝台列車「サンライズ瀬戸・出雲」に乗って高松に向かう。
人生初の寝台列車にテンション上がりすぎて、のっけから写真を撮りまくってしまった。
サンライズ瀬戸・出雲には様々な部屋タイプがあるのだが、今回は一番オーソドックスなB寝台個室のシングルを予約、部屋の中は↓のような感じで、一人で過ごすには十分すぎる広さだった。
ちなみに今回の高松旅ははるかリセットの2・4巻ですでに予習済み、というかはるかリセットを呼んで乗りたくなったので、わざわざ飛行機ではなく寝台列車を選んだまである。
この素敵空間で飲まない訳にはいかなかったが、東京→高松間の移動時間はわずか9時間半ほど、のんびりしすぎてると寝る時間がなくなるので、仕方なく缶ビール1本で切り上げた。
...と言いつつ珍しい体験に浮かれてなかなか寝付くことができなかったので、過ぎ行く夜の街の明かりを眺めたり、停車する各駅で写真を撮ったりしていた。
瀬戸大橋は渡ること自体が初めてだったが、まさかそれが橋の下側(線路)になるとは思わなかった。
ちなみに「サンライズ瀬戸・出雲」の詳細や予約方法などについては以下のじゃらんの記事が分かりやすかったので参考まで。
うどん屋巡りスタート
ということで夜の21:50に東京駅を出発した寝台列車は、朝の7:27に定刻通り高松駅に到着。
この駅が見たかったんだよ、ずっと。
しかし到着して早々めちゃくちゃ雨が降っている。予報でも曇り~雨だったが、自分のひとり旅はいつもこんな感じだ。
まあ一番最初に行こうと思っていたのは駅前の店なので、気を取り直して早速うどん屋巡りをスタートした。
1杯目:めりけんや 高松駅前店
ということで記念すべき1杯目は「めりけんや 高松駅前店」のかけうどん。
まさにシンプルイズベスト、起源にして頂点、1杯目にこれをチョイスした自分を褒めたい。
ツルッツルの喉越しにコシのある麺、甘めのつゆがよく絡んで最高に美味い。
何の抵抗もなく胃の中へ入っていき秒で完飲完食。これがうどん県か...
小腹と心が満たされたので、次の目的地を目指しながらアーケード街を少し散策。
アーケード街全体の広さもさることながら、ドーム広場のドームはスマホカメラの画角には収まりきらないほどの圧巻の高さだった。
2杯目:麺処 綿谷 高松店
そんなこんなで目的地に到着。2杯目は「麺処 綿谷 高松店」の肉ぶっかけ。
1杯目よりもさらに甘めのつゆで好き嫌いが分かれそうだが、個人的には好きな味だった。
この肉うどんに温玉を追加することで、さらに幸せになることができる。
こちらも一滴残らず完飲完食、ごちそうさまでした。
立て続けにうどんを流し込んで少し腹が膨れたので、一度駅方面に戻って「高松シンボルタワー」に登ることにした。
展望スペース(29F)からの景色はこんな感じ。この景色が見られて10:00~17:00の間は無料で入れるので、高松に来た人はぜひ立ち寄ってみて欲しい。
シンボルタワーを堪能したあと、せっかくなので高松港方面にも行ってみることにした。
5分ほど歩くとあっという間にサンポート高松に到着、海を見渡すことができる。
後ろを振り返ると先ほど登っていたシンボルタワーが見える。ここからさらに進むこともできるようなので、とりあえず行けるところまで行ってみた。
距離にして500mくらい、5~6分歩いて「せとしるべ(高松港玉藻防波堤灯台)」に到着。灯台は近くで見ると意外と小ぶりでかわいい。
満足したので引き返す。途中、女木島を眺めたり小豆島からやってきたフェリーが見れたりと色々楽しむことができた。
チェックインの時間が近づいてきたが、宿に向かう前にもう1つの目的地に寄っていく。
ということで、これも高松駅から15分ほど歩いたところにある「北浜アリー」にやってきた。元は港の倉庫街をリノベーションした高松の隠れおしゃれスポットだ。
そんなおしゃれが過ぎるスポットでカフェや雑貨屋をはしごしてきた。
1店舗目は「umie」、入り口の雰囲気からしてもうシャレオツ。
ここでいただいたコーヒーとチョコバナナケーキが絶品だった。
コーヒーはお店のオンラインストアでも買えるみたいなので、気になった方はぜひ。おすすめは「瑠璃」コーヒーだ。
2店舗目は「さろんぶるー」、昭和感漂う店名だが、店内はこちらもモダンでおしゃれな雰囲気だった。
雨が降っていたのが残念だったが、窓側のカウンターの席からは瀬戸内の海が一望できる。
3店舗目は「element」、こちらは雑貨屋だが日用品からアクセサリー、ガジェット類まで色々なものが所狭しと並んでいる。
また、2階には懐かしいゲームの筐体がたくさん置いてあって、レトロゲー好きな人はぜひ行ってみてほしい。(残念ながら店内は撮影禁止だった)
ということで色々と満喫できた北浜アリーをあとにして宿に向かう。
今回の宿はひとり旅の強い味方、我らが「天然温泉 玉藻の湯 ドーミーイン高松中央公園前」。
市街地にはもう1店舗「ドーミーイン高松」があったが、何となく高松中央公園前の方が全体的に新しそうな雰囲気だったので、今回はこちらにした。
サウナで汗を流し、ひとっ風呂浴びてさっぱりしたあと、早速飲みに出かける。
やってきたのは「骨付鳥 一鶴(いっかく) 高松店」。これもまた香川名物の骨付鳥のお店で、高松市内で何店舗かある有名店だ。
ド平日の開店直後にも関わらずお店の前にはすでに列ができていて、店員に確認してみると40分待ちとのこと。正直サウナ入って喉がカラカラだったので別のお店に行こうかとも思ったが、どうしてもここの骨付鳥が食べたかったので待つことに。
...今思い返すと、この判断をした自分を本当に心の底から抱きしめたい、そんな風に思えるほどの衝撃的な美味さだった。1杯目のうどんといい、今日はなんだか冴えてる。
生ビールは一瞬でなくなり間髪入れずに大ビンに移行、悪魔的に酒が進む。
ちなみに骨付鳥を食べるときにはある「しきたり」があるらしく、郷に入っては郷に従えということで、自分もそのしきたりに従って「おむすびセット」を注文し、骨付鳥の油でひたひたになったお皿の中にダイブさせた。
その後の記憶はあまり残っていない。
ということで油の一滴まで完飲完食、ごちそうさまでした。
そんなこんなで激動の1~2日目は終了、3日目の中編に続く。(あれ、あんまりうどん食ってないな...)
今までの旅の備忘録はこちらからどうぞ。