2025/2/9~2/11の3日間で草津温泉に行ってきた備忘録のまとめ、今回は「中編【草津温泉 大滝乃湯】」の続き、「後編【草津温泉 西の河原露天風呂】」の備忘録を書いていく。
今日も今日とて朝早くから目的地へと向かうため7時起床でスタート。ごきげんな朝食をとって準備は万端だ。
草津最終日、ごきげんな朝食からスタートです
— コンマイ (@konmai333) February 10, 2025
おはようございます pic.twitter.com/nTYiHja6h2
前編・中編の記事はこちらから。
3日目 草津三湯制覇を目指し山の中へ
この日は草津三湯最後の温泉を目指し「西の河原公園(さいのかわらこうえん)」という場所へ向かっていく。名前からしても(色んな意味で)さぞ天国に近い場所に違いない。
朝8:30にチェックアウト後、一度湯畑へと戻ってくる。昨晩も少し降ったのか、昨日よりも少し雪が積もっているように見えた。



湯畑から西の河原公園までは徒歩で15分ほど。少し山の上へと昇っていくルートだが、朝食の腹ごなしにはちょうどいいハイキングコースだ。
ということであっという間に入り口に到着、ここから10分ほど山を登れば目的地に着くらしい。
なんだ、今日も余裕そうだな。

...なぜこの男は何度痛い目に遭っても1ミリも学習しないのだろうか。気を抜いた油断無能人(ゴミんちゅ)に草津の山々が猛然と牙をむき始める。
.....
何かがおかしい...徒歩10分で着くはずなのに歩けど歩けど変わらない景色、一向に進んでいる気がしない...
...俺、まさか "タイムスリップ" しているのか...?

雪に足を取られ続け体力は徐々に消耗、それに追い打ちをかけるように穏やかだった天候も気づけば吹雪に。
ついに旅神様にも見放されたらしい。

.....
今思い返せばそれは幻覚だったのかもしれない...
「今度こそ本当にもうダメかもしれない...」と諦めかけたそのとき、ずっと会いたかったその「調べ」が突然目の前に現れた ——————————
「西の河原露天風呂まで 約2分 →」

やっぱり見放されてなんかいなかったんだ。最後まで諦めなければきっと道は切り開くことができる。
ありがとう、旅神様。ありがとう、「草津温泉 西の河原露天風呂」。

それにしてもこんな山奥に温泉があるとは、積もりに積もった雪のおかげで秘湯感も増し増しである。

...このあと、2時間ほど気絶していて入浴中の記憶が曖昧なのだが、↓こんな感じの光景が目の前に広がっていたことだけはおぼろげに覚えている。
恐らくこの2時間ほどの間、天国に最も近い人間になっていただろう。

そんなこんなで至福の朝風呂タイムを終え、後ろ髪を引かれながら元来た道を引き返していく。この頃には吹雪も控えめになっており、サクサク進むことができた。
ちなみに行きは遭難しかけてたいたのでほぼスルーしてしまっていたのだが、公園内を見回してみるとどこを切り取っても美しい雪景色で、なかなかのお散歩捗りコースだった。








動画Verはこちら。夏は夏で新緑がとても美しそうなので、また違う季節にも訪れてみたい。
腹ごしらえをしに次の目的地へと向かう
無事草津三湯めぐりを達成したあと、腹ごしらえをしに再度湯畑に戻ってくると土産物屋の前で「おきりこみ」の試食をやっていた。
寒空の下で食べる汁物はなぜこうも美味いのか、久々にキャンプがしたくなった。

汁物で温まっていると本格的に腹が減ってきたので急ぎ目的地へと向かう。
道中、何気なく道路の反対側に目をやるととても雰囲気のよいカフェを偶然見つける。今回は行く場所を大体決めていたのでこのお店に入ることはなかったが、もしまた草津に来る機会があれば訪れてみたいと思う。

湯畑から歩くこと15分、「草津温泉門」に到着。ここは草津温泉街の入り口付近にある観光スポットで、無料で足湯に入ることもできる。


しかし俺は腹が減って死にそうなんだ、のんびり足湯に入っている時間なんてない。
ということで1ミリの迷いもなく温泉門の向かいにある「GGC草津温泉門店」に入店。

ハンバーグやステーキ、チキンなどメニューが色々あって迷ったのだが、ここで時間をかけ過ぎると餓死してしまう。
まずは喉の渇きを潤して一旦落ち着こう。

心が静まり返るのを感じながらもう一度メニューをゆっくりと見渡す。
...なんだ、初めから答えは出ていたじゃないか。
ということで上州牛のステーキ、もはやこれ以外の選択肢はなかった。

これにはたまらずビール追加、決して↑の写真の焼き増しなどではない。

ランチセットはスープとライス(大盛り無料)付き、追加サラダ(180円)でビタミン摂取も抜かりなく。

一心不乱で肉と酒を掻き込みあっという間に完食、草津三湯めぐりで失ったカロリーを存分に補給できた。
「G.G.C. Since1975」、思いもよらず50周年の節目に雪深い温泉地でこんなに美味いステーキが食べられるなんて思ってもみなかった、ごちそうさまでした。
食後はどうしても「まよカフェよ茶しば」をしたくなってしまう。ということでGGCからすぐ近くの「森田コーヒー」に立ち寄っていくことに。
途中なかなかお店が見つけられず辺りを彷徨うことに。やっと見つけた入り口は↓のような感じで半分雪に埋もれていたので、雪の季節に来る場合は少し注意が必要だ。


こちらのお店は「サイフォンコーヒー」が有名らしいのでそちらを注文。
700円と一見お高めなのだが、量としてはコーヒーカップ約2.5杯分とお得感があり、しかも容器となるフラスコがしっかりと温まっているので最後まであつあつのコーヒーを楽しむことができる。
昔ながらの喫茶店などではたまに見かけるだろうか、雰囲気もよく個人的にすごく気に入ったので機会があればぜひ試して欲しい。

優雅なコーヒーブレイクを楽しんだあとは、しばらく周辺を散策。帰りの時間が近づいていたのであまり遠くへは行けなかったのだが、草津の街を最後まで楽しむことができた。


草津の地との別れ
そろそろいい時間になってきたので湯畑に帰着、お土産などを買ったあとは帰りのバスの時間まで湯畑を眺めることに。
何度も同じことを言うようで申し訳ないが、この景色は本当にいつまでも眺めていられる。

近くの露店で甘酒が売っていたので購入、湯畑を見ながら飲む甘酒は五臓六腑と心に沁み渡った。


ということでこれで草津の地ともお別れ、本当にいい場所だったのでぜひまた訪れたい。

帰りも「草津→長野原草津口→高崎→東京」という行きと同じルートで帰っていく。
そう言えば行きは寝ぼけてて撮ってなかったなと思い、駅入り口も写真に収めておく。

なんやかんやで高崎駅に到着。これまた行きは急いでいたのでゆっくりと駅構内を見渡す余裕がなかったのだが、帰りは少し乗り換えの時間に余裕があったので軽く散策した。

帰りの新幹線がやってきてタイムアップ、これにて草津ひとり旅は終了。

ということで、前編~後編に渡り記事を読んでいただきありがとうございました。
近いようで意外と遠くてなかなか行く機会を作れていなかった草津、思い切ってこのタイミングで来てみて本当によかった。
また温泉の沼に浸かりたくなったらこの場所に戻ってこよう。
今までの旅の備忘録はこちらからどうぞ。
おまけ
今回の戦利品、個人的に画像左の「大和屋珈琲 カフェショコラサンド」が美味しかったのでおすすめ。
